SAMHONGSA UP 4-6-2 #2835 製作記録
神奈川県M様 レストア・DCC化御依頼

2015/12/21 試運転



2015/12/20 完成しました







煙室戸を接着してありましたので、その接着剤がはみだして、流れていました
余りに不細工なので、お節介で、煙室、火室を塗り分け塗装をしました

今年、最後の仕事なので、サービスです

これで、ダイキャストボディも少し、豪華になりました

完成間近で、色々ありました 以下のような事を一つ一つ解決しての完成です



窓ガラスを貼り終えて、ボディに留めようとしたら旨く留まりません
なんと、半田外れです ⇒ キャビンは真鍮板で作ってありました



仕方なく、低温半田で、薄く半田付けしました 塗装はタッチアップでゴメンナサイです



キャビンの床、ダイキャストが曲がっていて不細工なので、まっすぐにヤスッて、修正しました

どの道、塗り分けしますので、ボカシで、吹き付けます



塗り分けの為、ざっとマスキングをしました ご参考に、、、、



カラーライトを入れるので、座を作りました ⇒ サイドは穴が無かったのです



煙室戸もマスキングをしました



塗装が済んで、組み立て、試運転した所、登りの入り口で、動輪がスリップします
なんと、先輪の中心ピンのストロークが足らず、先輪が突っ張って動輪が浮くのでした
よって、中心ピンを自作しました

ダイキャストのネジ山も大分疲れてヘロヘロ状態でしたので、
M2.0 の全ネジも長いものを使いました

この後、組んで試運転したら、今度は、前が少し沈んだのでしょうか、
カウキャッチャーのステーの出っ張りに右カーブで、車輪が接触、ショートをしました

スカートの内側を大分削り飛ばしました

テンダーは集電の為、60g 錘を載せました

テンダーは大丈夫となったのですが、そもそも、動輪の集電が悪いのです
相手がダイキャストなので影響しているのかも知れません

時々、ポイントの絶縁部に来ると、超スローな運転をしていると、
スタックすることがあるのです
動輪、3個で、集電しているので、ポイントの絶縁部が長いと、スタックする事があります

完全に集電装置を作ったほうが安心ですね
先輪、従輪からも片絶車輪に変更して集電した方が良いと思います
それでも、スタックするとなると、集電装置を作るしか無いですね

音源は、Canadian National K5a 4-6-4 Type を入れておきました
なかなか良い音源です 似合っているのではと思います

それでは、明日は、3台エンドレスで走行試運転です

YOUTUBE にUPします

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レストア・DCC化記録

2015/11/6 車輌、無事到着しました




ご要望事項 製作方法のご提案
・DCC、サウンド化   SDN136D スピーカー φ28mm
・ライト点灯  ボイラー側 1箇所設置
・煙室扉外れ  修理 ステー自作取り付け予定
・カプラー取り付け  ボイラー側 KD 首振り無し、テンダー側 KD装着
・走行調整  ドローバーピンが長く、ポイント上で、レールに接触し、ショートしています
 台車の塗装面が剥がされて無く、接触不良
  ドローバーのバネ不良 太い線径に変更



煙室戸、接着して有るだけです
ヘッドライトを点灯加工するので、脱着出来るようにステーを取り付け予定



ドローバーのピンが長く、ポイント上で、レールに接触し、ショートする

切断し、短くします





台車のセンターピン周りの塗装が剥がされて居なくて、通電不良を起こして居ます



ボルスターの面も、下地塗料がベッタリ付いています



ドローバーのバネが細く、接触をしっかり出来て居ません
⇒ 線径を太いものに取替えします

2015/12/19 まず、修理を始めました



この車輌、ほぼ、全体がダイキャスト製なのです ⇒ テンダーの床板は、真鍮板です

テンダーの集電不良を解消 ⇒ ボルスターを磨き、台車枠も磨きました
また、ドローバーのピンが線路に当たるほど長いので、M3.0 のワッシャーを2枚入れました
試運転の結果、快調に走ります ⇒ O.K牧場



キャビン下の配管が半田外れ、修理しました



ヘッドライト点灯用に穴をあけて、2.4x2.0の真鍮パイプを半田付けしました
何でかって言うと、煙室戸がダイキャストで、半田付けが効きません
で、ロスト製のヘッドライトを頼ったわけです



この真鍮パイプに、自作したステーを半田付けして、ガッチリとしたステーが取り付けられた訳です



そして、ボイラーにφ2.2 の穴を開け、煙室戸、M2.0 のビス留めにしました



フロントにKDカプラーを装着しました
KD #5 の取り付け支点部を切り飛ばして、M1.0のたっぷを切りました



こんな具合で、しっかりと装着出来ました
如何に、TOY的なダイキャスト製でも、#2835は、WEB上でも、写真が出て居ません
多分、とても古いSAM KOREA製なのでしょう
⇒ このスタイルのUP PACIFIC 4-6-2 は、とてもレアなのです
施主さんが多分大事にしているのかと思うと手が抜けません

走りは、とても良いのです

煙室戸を接着剤留めにしてあったおかげで、ボイラー部に接着剤が流れて居ます

煙室戸だけでも、銀メタで塗り替えるのも方法ですね

明日は、窓ガラスを入れて、DCCを装備します

2015/12/19 夜 配線に入りました



ドローバーを修理しました ⇒ φ0.4 燐青銅線をφ0.5 洋白線に交換
プラの絶縁座を自作スチロール樹脂に交換
熱でほとんど変形していて使い物にならなかったのです



M2.0 のビスをナット、ラグ板を使って半田付け配線をして、
ダブルナットとして、樹脂に力をかけず固定しました

テンダーからの電流は、黒線、ドローバーに直接半田付けです
⇒ 元々、こうしてあったのです



動力部の配線を済ませました



テンダーに音抜けの穴をφ5.0 の穴、5個開けました

で、塗装をしておきました 後は、スピーカーを取り付けてテンダー部完成

煙室の塗り分けする事となりましたので、明日、塗り分けして完成予定です